池田学 マディソン滞在制作日記


by mag-ikeda

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池田学 / IKEDA Manabu

画家。1973年佐賀県多久市生まれ。1998年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。
2000年同大学院修士課程を修了。 2011年から1年間、文化庁の芸術家海外研修制度でカナダのバンクーバーに滞在。
2013年6 月末より、アメリカ・ウィスコンシン州マディソンにて滞在制作を開始。

バンクーバー日記


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第4便 「マディソン」

慣れ親しんだバンクーバーを離れる時にあれだけ不安だったマディソンですが、ふたを開けてみればとてもいいところじゃないですか!
飛行機からの眺めでは一面の平野に太陽が照りつけ、日陰もないのかというくらいの印象でしたが、実際に歩いてみると下界は溢れんばかりの緑。
山はないけれど森が豊富で、広い緑の芝の公園や散策路、池や湖が無数にあります。
樹が多いので木陰もたくさん。
またここぞ!っというところに絶妙にベンチやテーブルが設置してあって、みんな思い思いの涼しい時間をそこで楽しんでいます。


動物もバンクーバーよりもずっと多く、野うさぎやリス、色とりどりの綺麗な小鳥が至る所に。
蝶やトンボなどの昆虫も豊富で、生き物の気配が濃厚です。セミもいるのは嬉しい限り。
郊外に出ると鹿もかなり多いみたいでハンティングが盛んです。
バンクーバーの静かな夏もよかったけれど、日本生まれの僕としては夏はやはりこれくらい賑やかでないとちょっともの足りません。


マディソンの街は大きな2つの湖に挟まれていて、湖の街と呼んでも過言ではないくらい。
日中はたくさんの学生や市民が日向ぼっこをしたり泳いだり。釣りも結構盛んでバスやコイなどが釣れます。
海と湖の違いこそあれど、水辺の風景はバンクーバーとそっくり。
残念ながらこっちの方は平野の湖なので独特の生臭い?臭いはありますが…...


街並もゆったりしていて家と家の間隔が広く、バンクーバーよりも家そのものも大きいようです。
また道路脇の家についても、日本のように道路からすぐに玄関というのではなく、歩道があって庭があってそれから玄関という作りが多いので、広々と見えます。
ほとんどの家は樹々に囲まれていて、いかにも外国の一軒家という感じ。見ていて飽きません。
こういうところが格安で空いていたりしないんでしょうか?


とにかく何につけても広大で、それこそ車がないと生活が成り立たないくらいに土地があり余っています。
空の見え方も半端ではない。
毎日視界の半分以上は空。


気候は日中はじりじりと強烈な日射しですが湿気が少ないので思ったより過ごし易く、今のところ快適です。
時折物凄い雷雨に見舞われる事がありますが、これも大陸っぽくてドラマチック。恐ろしいというより興奮します。
バンクーバーでは真夏でも日陰は涼しく、長袖のシャツは必須だったので、この無防備に半袖と短パンでいれるというあったかさがなにより身にしみます。
ただしホテルやレストランなどのクーラーは効き過ぎているので、結局は長袖が必要なんですが…..


それからバンクーバーとの違いに圧倒的に白人さんが多い事が挙げられます。
また黒人さんもかなりいます。
バンクーバーでは半分が中国系、黒人さんはほとんどいなかったのでちょっと新鮮、さすがアメリカという感じ。
ここではたまにアジア系の人を見かけるという程度で、街中で偶然日本人に出会うという事はまれです。
学生の街なのでインターナショナル。世界各国のレストランもあり、一通りなんでも食べられます。
日本食レストランも3件ほどあって、食材もいくつかの店で手に入るので安心しました。


ウィスコンシン州自体はアメリカ中西部の田舎ですが、このマディソンだけは学園都市という性質上、国際的で差別もほとんどないという話を聞きました。
また都市計画もキャピタルを中心によく整備されていたり、フランクロイドライトの建築した建物があったり、派手ではないけれど特筆すべき点も多々あって、確かにいい街。


バンクーバーにいる時にマディソンの話をしたら、「ああ、あそこはいいとこだよ」と答える人が何人もいて「ほんとに?」と訝しんでいましたが、その理由がだんだん分かってきた今日この頃です。

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by mag-ikeda | 2013-09-03 11:17 | Comments(0)