池田学 マディソン滞在制作日記


by mag-ikeda

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池田学 / IKEDA Manabu

画家。1973年佐賀県多久市生まれ。1998年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。
2000年同大学院修士課程を修了。 2011年から1年間、文化庁の芸術家海外研修制度でカナダのバンクーバーに滞在。
2013年6 月末より、アメリカ・ウィスコンシン州マディソンにて滞在制作を開始。

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第27便 「獲物」

街中を走ってると「ん?」何かを運搬している車が。
近づいてみると
じぇじぇじぇ!

なんとさっき仕留めたばかりと思われる大きな雄の鹿!!
鹿を動物園以外でほとんど見ない僕らにとって、その生々しい光景は結構ショッキングなものでした。
そういえばここは狩猟がとても盛んで、だいたいのスポーツ用品店やホームセンターなどにはライフルやジャケットなどの狩猟グッズ、
それからそれら動物の剥製がずらりと展示されています。

僕らにとっては可愛そうとしか思えないような光景も、ここでは代々受け継がれている生活様式の一つ。
いろんな文化があるのです。
僕らが鯨を食べるのと同じなのです。

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by mag-ikeda | 2013-12-26 23:30

第26便「2枚目」

2枚目に入りました。
といってもこれは下部の下部。
この上にはまだまだ遥かに白い平原が、そして右には更に2枚のパネルが繋がります。

まだまだまだまだ先は長い。

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by mag-ikeda | 2013-12-26 23:28

第25便 ボランティアミーティング」

今日は12月から始まる僕の制作の一般公開にむけて、ボランティアの方々との事前ミーティングでした。


ボランティアのおじさま、おばさま達は総勢60名。
それぞれが今後、一般の方々を引き連れて僕の制作現場のガイドとして働いてくれます。
今日はいわばそれの勉強会。
全員は入りきらないので時間を決めて2グループに分け、僕の作品や制作スタイル、道具などについて実際に見ながら質疑応答し理解を深め、一般の方々からの質問に備えるのです。


公開期間は12月から完成までのおよそ2年半。
火曜日から金曜日までの毎日午後の1時間、予約したグループがガイドとともに制作を見に来ます。
僕の役割はガイドが一般からの質問に答えるため、話さなければいけないということもなく、淡々と仕事をしていればいいということになっています。


さてそのミーティング、最初にボランティアの方々にむけて美術館の責任者から簡単な僕の紹介と作品説明があった後、質疑応答へ。
ところがさすがアメリカ人、次から次に手を挙げての質問攻めです。
道具やテーマなどのよくある質問からミルウォーキーブルワーズで活躍する青木選手の話題までひっきりなし。
最初僕の代わりに答えていた責任者もいつの間にやら質問役に回り、僕対30人のボランティアという構図に。
結局僕が一人で答えざるを得ない状況になったわけですが、思慮分別のあるおじさまおばさま方でこれです。
もっと若くて活発な一般の方々を前に僕は本当に淡々と仕事ができるのかどうか…..

また作品についても、最初は僕の背中側から遠巻きに見ること!
となっていたのがいつの間にやらみんな顔を近づけて覗き込むので関係者の方は大わらわでした。
作品の特性上近づかないと分からないので仕方ないといえばそうなんですが、これもどうにかしないといけないようです。


美術館側はそういうこともあってかなり気を使っていますが、僕はたくさん英語を学べるよい機会だと密かに楽しみにしています。
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by mag-ikeda | 2013-12-24 14:44

第24便 「秋~冬」

10月に入り、ほんの2週間ほどは紅葉の絨毯が道路脇に敷き詰められて散歩する目に鮮やかだったのですが、強風でそれらもドッと吹き飛ばされたかと思うとあっという間に気温が下がり、そのまま冬に突入してしまいました。
一瞬の秋は去り、噂に聞く長く厳しい冬の到来です。


気温は連日急降下。
最近は日中でもマイナスで、時にはマイナス10℃を下回ることもあります。
12月でこれなので、厳冬期にはどこまで下がるんでしょうか?

天候は概ね晴れてることが多く、またほとんどが室内での生活なので寒さに震えるということは意外と少ないですが、ガソリンの給油などでは極寒の中セルフで入れないといけないので、これはかなりの忍耐が必要です。
また駐車場からお店の入り口までのわずかな距離も、乳飲み子を抱えてとなるとある意味決死の覚悟が要求されます。
吹き荒れる強風、凍った道路、瞬時に凍るまつげ。
ブランケットは吹き飛ばされないようにしっかりとしまい込んでいるか?道路で万が一滑ったらどちら側にどう転ぶか?風が直接赤ちゃんに当たらないか?スリップして飛び込んでくる車はいないか?などなど….
待ち受ける様々な試練を予期して準備を整え、いざ、ドアを開けます。


先日の夜は風もなく、しんしんと冷え込むと思ったら、翌朝外は真っ白でした。
まだくらい室内に暖炉の火を灯し、ラジオをつけると厳かなクリスマスソングが流れています。
シンとした部屋。ときどき薪のはぜる音。
ぼんやりと炎を見ながらラジオの声に耳を傾ける静かな時間。

好きな季節のはじまりです。
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by mag-ikeda | 2013-12-24 14:03

第23便 「小さな世界」

僕は列車が大好きです。
といっても描くのだけ。
種類や路線図には全く興味も知識もありません。
それが人知れず小さな世界を走っていたら。それを想像するのが好きなのです。


あの線路さえ引けばどこにでも行ける自由さ。
そして車両から眺める景色。
それがありえない場所を走っていたら。小さな部屋の中だったら、裏庭の草むらの中だったら、凍った水たまりの上だったら。
キヨスクがあって駅弁の売り子がいて、駅のホームがあって….と考えたらどんどん想像が膨らみます。
「千と千尋の神隠し」での海の電車から見える風景のシーンはまさにやられた!というもので、そのワンシーン見たさに数回映画館に通ったほどでした。
また僕の作品の中で列車がたくさん登場するのも、自分の描いた世界の中をそれに乗って旅したいからなのです。


いつか列車をテーマにした作品を作りたい。
一枚の絵というより本や映像で。

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by mag-ikeda | 2013-12-14 16:53

第22便 「冬支度」

秋になったと思ったら急激に冷え込んできました!
ちょっと前まで半袖だったのがうそのよう。
激しすぎる気温差にちょっと驚きです。
改めて日本の四季の移ろいの豊かさに思いを馳せる今日この頃。


ここではほとんどの家に暖炉があり、我が家もアパートながら付いています。
憧れた暖炉の生活。
早速今日は薪の買い出しに行ってきました。


おばさんに「初めてなので教えて」と言うと、親切に手ほどきをしてくれた上にオーク材(ナラやカシで、じっくり長く燃えます。)を車のトランク一杯に詰めてくれました。
これが果たしてどのくらい保つのやら。
噂には聞く厳しい冬にいまから武者震い。

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by mag-ikeda | 2013-12-10 12:47