池田学 マディソン滞在制作日記


by mag-ikeda

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池田学 / IKEDA Manabu

画家。1973年佐賀県多久市生まれ。1998年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。
2000年同大学院修士課程を修了。 2011年から1年間、文化庁の芸術家海外研修制度でカナダのバンクーバーに滞在。
2013年6 月末より、アメリカ・ウィスコンシン州マディソンにて滞在制作を開始。

バンクーバー日記


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第41便 「道ばたの図書館」

道のいたるところにあるこのかわいい木箱はなんでしょう?


開けてびっくり小さな無料図書館でした。
それぞれ色やデザインが違っていて、それだけでも面白い存在です。
だれでも好きに持っていって読み終わったら返せばいいシステムのよう。
通学途中にどれにしようかとじっくり選んでる学生もいたりして、さすが学園都市ならではの光景?

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# by mag-ikeda | 2014-08-30 18:58

第40便 「お日様」

今マディソンは溢れんばかりの緑です。
長い長い冬が明け、緑が芽吹き始めたのは実に5月の頭でした。
それから瞬く間に葉は茂り花が咲き、2週間も過ぎた頃にはまばゆいばかりの新緑と強い太陽に目がくらむほど。
野球でいうなら9回裏の大逆転劇。それまでシンとしてたスタンドが一気に沸き立つような、あんな感じです。

日本と大きく気候が違うせいでしょう、枯れ枝から葉がぐんぐんと伸びていくそのスピード感は同じ植物か?というほど逞しく、ゆっくりゆっくり育っていくものだという自分の中の「植物観」が新しく更新された思いです。
9月には気温が下がり10月には初雪が降るので植物もぼんやりしている暇はないのでしょう、見ていると成長する意思すら感じます。

でもぼんやりしてられないのは人間も同じ。
みんな一斉に薄着をして外へ繰り出します。
自転車にカヌー、釣りやゴルフや水泳、公園でのバーベキュー、中には道路脇の芝生に水着で寝転がって日光浴をする人…..とにかくありとあらゆる方法でみんな太陽の恩恵を楽しんでいるみたい。
行き交う顔にも笑顔が増え、とにかくみんな楽しそう。

あの長く辛い冬を体験したからこそもらえるこのご褒美。
東京や九州にいた時には感じたことの無かった春の喜びがここにはありました。

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# by mag-ikeda | 2014-08-02 17:00

第39便 「波」

いつのころからでしょう?
無性に波に惹かれるようになったのは。

といっても絵の中の話。
無性に描きたくなるのです。
僕が好きなのは荒い波。静かに寄せる波には何の興味もありません。
また海が好きでも泳ぐのが好きなわけでもない。むしろ嫌いな方。
ただ波を描くのが好きなだけなのです。
荒れ狂うような水面。白い泡が作り出す自由気ままな造形、泡の間から垣間見えるアクアブルーの美しさ、そして時折見せる怖いくらいに深い青。
一見無秩序に見える泡や飛沫たちの形は、波の形状やうねりに呼応してひっきりなしに形を変えていきます。
ぶつかり合って飛び跳ねるもの、雲のように下から湧いてくるもの、蛇のようにぐねぐねととぐろを巻いているもの...次々に現れるそれらはもう、形の宝庫。動きの宝庫。
またその喧噪の下にあるのは深く静かな水の世界。
静と動との間で、イメージが広がっていくのが分かります。


単純にもう、かっこいいのです。


そのかっこいい瞬間を切り抜いて絵に表したい。気持ちだけは高ぶっていますが
しかしこれが思った以上に波になりません。
あれだけ自由奔放な波のこと、どんな形を描いてもそれなりに見えそうなもんですが、そうは簡単にいかないのが不思議なところ。
適当に見えて結構規則的に動いてる奴らなんです。

その規則性に従って描かないことにはなかなかうまく表現できないことを知り、頭でコントロールして描き始めると、
今度はあの無限の表情のおもしろさは鳴りを潜めてしまいます。
水面の形状を意識するあまり、ついつい自分の理解しやすい形に描いてしまうのです。
そうなると本末転倒。全く楽しくない。


そんなこんなでもう数ヶ月、波との闘いはまだまだ続きます。

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# by mag-ikeda | 2014-07-08 18:01

第38便 幻想

マディソンのあまりの寒さがイヤになり、常夏のカリブ海までやってきました!
白いビーチ、寄せる波、最高です!


………といけばいいんだけど
時間的にも金銭的にもうちにはそんな余裕はとてもありまへん。
あったかそうに見えても実は氷点下。
3月になっても相変わらずの寒さですが、それでも少しずつ湖の氷も溶けてきて、晴れた日にはこんなふうに見えるのです。
水着の人がいれば完璧に騙されるな、これ。
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# by mag-ikeda | 2014-06-20 22:00

第37便 「美術館見学」

先日娘がプレスクールのクラスメイトを引き連れて、美術館に僕の展示を見学に来ました。
全員同じ紫色のTシャツを着て、先生に連れられてぞろぞろぞろ。
娘は自分の作品でもあるかのように、展示室の前で少し得意気です。


美術館に収蔵されてる「Meltdown」という作品の前で、作品説明を急遽することになった僕。
キラキラとした青と黒の瞳たちが一斉に僕を見つめます。
うう~そんなにじっと集中しないでくれ~!
大人ならまだしも、正直な子供たちの前で英語で話すことほど緊張するものは無い。
案の定しどろもどろでポカ~ンとする子供たちの横、ウンウンと頷いてくれる先生やお母さん達。
その優しさに感謝です。


さて作品説明も終わり、子供たちはめいめい作品を見て回ります。
それぞれ指をさしたりじっと覗き込んだり感想を言いあったりとなんとも賑やか。
そんな小さな心に僕の絵はどう映ったでしょうか?


それから2週間後、プレスクールの娘のクラスの前の壁にたくさんの絵が貼り出されていました。
テーマは先日の僕の絵から連想した、「文明と自然」というもの。
小さいのにみんなやるなぁ!
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# by mag-ikeda | 2014-06-07 15:50